カナダで救急車を使うといくらかかる?領収書公開します
人生で一番怖かった出来事。パニック発作を起こしました。
人生初、さらに異国の地で。
原因は分かっていたのですが、その時は脳が正常に動いていなかったのと、初めての経験だったということもあり、文字通りパニック。
救急車を呼びました。
回復した後には、パニック発作を起こしたというよりも、この状況で救急車を呼んだなんて医療従事者として一生の恥だと思い、記事にするかも迷いましたが、
海外で救急車を呼んで、診察されるなんて経験なかなかないと思い、書き留めておくことにしました。
救急救命士をはじめ多くの方に迷惑をかけたことは深く反省しています。
留学する人だけじゃなく、海外旅行に行く人にも必ず知っておいて欲しいなと思うのは、救急車を呼ぶための番号。
カナダにいる日本人の皆さん、カナダでの番号、わかりますか?
日本では119ですが、カナダは911です。
半年ほど前に、カナダ人の友達と救急車の話をしていた時に、カナダではその番号に電話した時に日本語が使えるよ、と教えてもらっていたことを覚えていた私。
何ヶ国語使えるのかとwikipediaでToronto Paramedic Serviceについて調べてみました。
The service utilizes “Language Line” service to provide instant simultaneous translation of emergency calls in more than 140 languages.
このサービスは、140カ国語以上の緊急電話での即時の同時通訳のために「Language Line」を利用しています。
さすが移民の国カナダ。
日本語を話したいと英語で伝え、日本語話者に交代してもらい、日本語で症状と住所を説明。
今思うと全て英語で説明できたはずなのですが、日本語で話せるという安心感は大きかったです。
時間は覚えてませんが恐らく10分以内には救急隊が到着しバイタルサインを測り、担架・救急車に乗り最寄りの病院へ。
主な症状は呼吸困難感、動悸、頻脈、吐き気。
発作を起こしながら、本気でこのまま死ぬんだと思いながら、どこかで冷静な自分がいるという不思議な感覚の中、12誘導心電図をとり、綺麗な洞性頻脈だなぁと考えていたのを覚えています。笑
この時の脈拍数が約120。
働いていた時を思い出し、患者さんはこんな風に辛かったんだなと改めて考えさせられました。
病院でしばらく休ませてもらい、吐き気どめをもらい、Uberで家に帰りました。
正直細かいことはあんまり覚えていません。一緒にいたカナダ人の友人に助けてもらいました。
OUTPATIENTというのが外来患者、INPATIENTというのが入院患者という意味です。
見てもらったらわかるように、
$780 Visit Fee
$370 Emergency Physician Fee
$280 Ambulance
Total fee with Ambulance services: $1390
となっています。$1=90円で計算するとして、日本円で約12万5千円かかりました。
ただし、
This fee is inclusive of all diagnostic exams and orthopedic supplies. Fees for specialist physicians are not included.
とあるように、この料金は診断のためのテストと整形外科治療の供給のみであり、専門医の診察は含まれません。
韓国人の友人は、カナダで盲腸になり、救急車で運ばれたことがあると言っていました。
当たり前ですが、保険に加入することがいかに大切かわかります。